自動車学校放浪記② 風雲編

・技能7回目

今日は朝から技能が2つ。安田記念の予想も纏まらずに家を出る。寝坊と緊張で飯が喉を通らなかったので、コンビニでドーナツと東スポを買った。東スポは最近10円値上げしたらしい。

学校に着き待合室でテレビを見ていると名前を呼ばれた。振り返るとそこには2回目以来のおじさんが。2回目といえば俺が最初に打ち拉がれた回じゃないか。とりあえず挨拶をする。自分から挨拶をすると緊張が解れるのは、これまでの教習で1番学んだことだ。後は世間話に持ち込めれば完璧なのだが...。

技能の内容は後退の練習。駐車までやると覚悟していたのだが、何度か真っ直ぐ下がればOKらしい。ここは難なくクリアし、少し自信を取り戻す。「じゃあこのままクランク行こうか」本来次の時間のはずが予習させてくれるようだ。クランクは教習でも難関の一つと聞いていたのでこの配慮は嬉しかった。

しかしこれが上手くいかない。まず露呈したのがハンドル操作の稚拙。教官のおじさんは持ち替え一回できれいに一回転できるが俺は焦って手を継ぎ足してしまう。そういや2回目のときもおじさんハンドル操作を注視してたな...。でもこのおじさん以外には注意されてこなかったので、すこし戸惑う。と書いていて一つ思ったのは、この教官はハンドル操作を回数で指示するからではないかと思った。他の教官はアバウトだがこの教官は1回転、2回転、4回転半と回数で指導してくれるのだ。これはタイミングさえ合えば非常に楽な方法なのだが、それにはきちんとしたハンドル操作が必要だと感じた。俺のようにイソイソと回していると、自分が何回回したのか分かりづらいのだ。...なぜ教習中に気づかなかったんだろう。家でピンときても後の祭りであったが、書き起こしたお蔭でひらめいたと思えば、この誰も見ていないブログも役に立ったんだなと思った。

他に注意されたのはクラッチとアクセル。ハンドルクラッチアクセルって全部じゃねえか...?特に大変だったのは、微速で断続クラッチ中もアクセルを踏んでおけということ。アクセル保持が苦手な俺にとって鬼門である。あと縁石に当たった際のリカバリーも教えてもらったが、これもハンドル回数で教わったので中々飲み込めなかった。そして今日はっきりしたのは、この教官と俺はウマが合わないということだ。もちろん俺が下手くそなのが悪いのは大前提がだ、呆れたり残り時間を言って発破をかけるのをやめてほしい。ひ弱な人間にそれは効く。唯でさえ上手くないのに緊張プラスで更にドン!だ。この前の目黒記念でアクションスターが59キロ背負うようなものだぞ。勝てるわけがない。「ハンドルとクラッチがちぐはぐ」「○○さんこれは時間がかかるなぁ」2回目にも聞いたセリフを終わり際に言われ、この回は終了。相変わらずハンコがある。

 

・8回目

「では今回は狭いところを通ります。...俺も下手だけど」。この一言で教習が始まった。待合室で呼ばれたときは、無愛想なおじさんだと思っていたが、意外と茶目っ気があるようだ。肩の力が抜ける。これなら行けるかもしれないとやる気を出しながら助手席に座った。

さてこの教官、温厚もさることながら教え方が俺にあう!ハンドルの支持が切る、戻すの二言だけなので、後は自分で調節していいんだと余裕が生まれる。まぁハンドル操作は忙しないのだが、注意はされなかった不思議。こちらを見てないだけなのかもれないが。目からうろこ?だったのがクランクで左折→右折するときや、失敗して切り返すとき、車体が止まった状態でハンドルを切っていもいいということだ。他の教官の前ではダメかもしれないが、これはいい知恵をくれたなと思った。ありがとう教官!この教官か公営ギャンブルの話をひたすらした教官にずっと教えてほしい気持ちが芽生える。しかしうちの学校指名制度がない...。2回目と6回目の教官を拒否する方法もあるが、別に相手が悪いわけでもないし、拒否しておじさんコミュニティに悪い噂が流れるのが嫌だという矮小な考えもある。後意地。この教官たちを見返してやりたい。俺の超絶ドライビングテクニックでポカンとさせたいという気持ちもある。手始めにあまり自虐的な発言をしない様にしよう。金を払ってハンドル握ってるのは俺なんだぜ。...クレーマだが心の中に留めて運転を上手くできれば御の字だ。明日も二回技能があるので、取るか取られるかでいく。

 

安田記念

 昨日はダノンを本命にしていたが、パドックで不安を覚え単穴まで印を落とす。よって◎アーモンドアイ

○アエロリット

▲ダノンプレミアム

とした。上位三番で固まっているが気にしてはいけない。前に気にしすぎてVMを取り逃したのだ。馬券はアーモンドアイ一頭軸の2,15,8の3頭ボックスにアエロリットの単複、ステルヴィオ複勝だ。アエロリットは高速馬場は得意だが1着は...と思いつつも単勝も購入。戸崎にG1を買ってほしかったのもある。字のごとく応援馬券だ。

結果は5-2-14と波乱?となった。アエロリットが想像よりも残り、夢を見させて貰った頃に感謝したい。インディチャンプはノーマークだったが、今見ると東スポの一面に名前が乗っていたり印も回っていたりと完全に勉強不足であった。それにしても東スポの1面採用は誰が決めているのだろう。謎住職の穴馬五連が全て不発に終わったかと思えば今日みたいなこともある。中村元調教師の名前をよくチェックしなければ。