自動車学校放浪記③ 激闘編

・技能9~14回目

クランクも坂も良くなってきた。苦手な教官にも当たらず、リラックスした気持ちで臨める。14回を終えた時点で指摘は青信号時の左右確認と駐車の幅寄せだけであった。あったのだ...

・みきわめ

悪夢とも取れるし救済とも取れる日だった。担当は苦手な教官。ここでテンションが下がるも、見返してやると宣言したので気合を入れる。「ここで成長の証を見せてやる!!」そんな思いが儚く散ったのは、スタート直後であった。

まず出発時に空ぶかし。「これで5点原点ね~」いきなりプレッシャーだが事実なのでしかたない。だがその後もギアチェンジ、キープレフトと根本的な指摘を受け、挙句の果てには選手交代。「今日はできなきゃ終わんないよ~」メンタルに大ダメージ!!もう今日はみきわめ不可だな...意気消沈しながら指摘を聞いていく。逆ギレすらしてたかもしれない。

指摘を整理すると、加速するところは加速、下り坂でクラッチもブレーキも踏まない(前は踏めって教わった気もする)、発信したらすぐ2速(交差点なら右折中にギアチェンジ、キープレフト(右折は大回り、左折は2速でも半クラ使って小回り縁石を意識)。振り返ってみるとどれも当たり前のことだ。講習後半に交代し、コースを回ってみたが、意識すれば意外とできていると慰められ、疑惑の良好の判子をもらった。でも明日だぜ仮免...。最後の感じで走れば受かると言っていたけど半ば諦めている。でも唯一?の収穫は落ち込んでから全く体にぎこちなさがなくなったことだ。これだけはいい材料だったと思う。

それにしても周りは仮免なんて余裕だと言っていたが、俺には壁がでかすぎる。